お仕事の裏側や業界話などご紹介!

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トリマーとしてのやりがい、そして適正とは

トリマーとして活躍するときには、どのような資質が求められるのでしょうか。学校を卒業し、トリマーとして働いていくうえで求められるトリマーの資質についてお話していきます。

 

「自分がその仕事に合っているかどうか」を見極めることは、非常に難しいと言えます。「この仕事が好きだ」と思って取り組み始めたけれどもやってみたら「何か違う……」というのはよくある話です。また逆に、それほど興味がなかった分野でもやり始めたら適正があったということもあります。

 

ただ、その職業ごとに求められる最低限の資質や適正はあります。今回は「トリマーの適正」についてお話していきます。

 

 

■コミュニケーション能力で飼い主に寄り添う

「トリマーに求められるコミュニケーション能力」というと、多くの人は「動物とのコミュニケーション能力」を思い浮かべるのではないでしょうか。

 

これはたしかにとても重要なポイントです。動物ときちんとコミュニケーションができていなければ、動物はトリミングされることをとても嫌がるでしょう。動物に暴れられると、トリミングがしにくいだけでなくケガのリスクも増えます。

 

ただ、それと同じくらい大切なことがあります。それが、「飼い主とのコミュニケーション」です。

 

動物は言葉をしゃべることができません。そのため、トリマーが会話をする相手は、常に「飼い主」です。

 

この飼い主は、どんなカットをしてほしいと思っているのか。

この飼い主は、どんな悩みを持っているのか。

この飼い主は、ペットについてどのように思っているのか。

 

これらをきちんとくみ取れなければいけません。そうでなければ、いかにカット技術が優れていたとしてもそのお客様はリピーターにはなりにくいでしょう。

お客様ときちんとコミュニケーションをとることは、トリマーにおいてとても大事な技術なのです。

 

 

■自分がプロだという自覚を持つ

あなたが接するお客様は、ペット全般についての知識は少ない場合が多いです。自分自身が飼っている「ペット」については詳しくても、それ以外の知識や情報は乏しいことがあります。

 

そのため、季節に応じたスタイルを提案したり爪切りなどについてアドバイスしたりすることが求められることもあります。学校ではあなたが「教えてもらう側」でしたが、お店ではお客様の要望を聞くためのスタッフであるのと同時にお客様に「情報を教える」立場でもあるのです。

 

プロとしてきちんとしたことを伝えるためには自分自身の知識量がなければいけません。学校を卒業した後でも勉強は続けましょう。

 

これらの適正の見極めは、在学中にアルバイトを経験して測ることをおすすめします。

そこでは、「適正が合う」ことだけではなく「適正が合わないこと」も浮き彫りになるからです。

「動物が好きでトリマーになりたかったけれど、だからこそ、お金が関わることが辛くなってきた。トリマーを生涯の仕事にはできない」と気づく人もいるかもしれません。

 

トリマーは、動物好きはもちろんのこと、プロとしての目やコミュニケーション能力も求められます。それをよく理解しておきましょう。

 

■まとめ

トリマーに求められるのは、トリミング技術だけではありません。

 

飼い主とのコミュニケーション能力やプロとして的確にアドバイスすることも求められます。これらを欠いているとお客様は満足しませんし、リピーターになってくれる確率がぐっとさがってしまいます。

 

これらの適正は、アルバイトをすることによってわかりやすくなります。在学中のアルバイトは、お金を稼げるうえに、このような「適正の審査」にも役立つので一度はやってみることをおすすめします。

 

 

 
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